「熟年離婚は想像以上にシビア。10年経って分かった、踏み切る前に知るべき『4つの現実』」

バツイチ再出発

「もうこれ以上、一緒にいるのは無理だ」 長年連れ添ったパートナーとの関係に疲れ果て、熟年離婚を考えていませんか?

かつての私も、同じように悩み、苦しみ、最終的に離婚という道を選びました。 あれから10年。今は自分なりの生活リズムを掴み、ブログで発信できるまでになりましたが、あえてここで「経験者」として本音をお伝えさせてください。

「もし、あの時に戻れるなら、防げる方法があったかもしれない」

離婚は確かに一つのリセットですが、その後に待ち受ける現実は、どれだけ覚悟していても想像を絶する厳しさがあります。
発端は妻から切り出されるケースが多いようで、夫の家事・育児への不参加、感謝や会話の不足による「精神的な孤立」、そして定年退職による「生活環境の変化」などが原因の大多数のようです。

今回は、私が身をもって知った「熟年離婚のシビアな現実」を4つの視点でお話しします。これを読んで、もう一度だけ「やり直す道はないか」を立ち止まって考えてみてください。
とはいえ離婚という選択肢を否定しているわけではないですよ。

【お金の現実】「半分になる」のは財産だけではない

熟年離婚を考える際、多くの人が「財産分与で半分もらえるから大丈夫」「1人ならなんとかなる」と考えがちです。しかし、お金の現実はそんなに甘くありません。
最大のデメリットは、収入や貯蓄の減少による「経済的な困窮」になるようですが・・・

生活費は2倍??、可処分所得は激減する

2人で暮らしていた時は、家賃や光熱費、通信費をシェアできていました。しかし、1人暮らしになれば、それらの固定費が丸々すべて「自分の給料」から消えていきます。
離婚後の一人暮らしの生活費は、全国平均で月額約17〜19万円です。離婚前と比べると、家賃や光熱費が「世帯」から「個人」への分割により割高になる一方、食費や交際費は自分自身の分だけに減るため、工夫次第で支出を抑えることができます。
単純に部屋の広さは半分になっても、家賃や光熱費は半分にはならないですよ。

熟年離婚の落とし穴「年金分割」のシビアな実態

「年金分割があるから、老後も安心」と思っていませんか?分割されるのは、あくまで婚姻期間中の「厚生年金(報酬比例部分)」だけです。基礎年金が2倍になるわけではありません。実際に計算してみると、「これだけで暮らしていくのは絶対に不可能」と絶望する額になるケースがほとんどです。
年金分割で「将来いくら年金が増えるのか」の見込み額を把握することが大切なので、年金事務所の各窓口ねんきんネットで取得できる「年金分割のための情報通知書」を請求していただくこととなります。

そんな大切な年金分割も注意点があります。
老後の大切な生活費の一部となる年金、年金分割をもらうには離婚しても自動的には分割されません。離婚届を出すだけでは年金は分割されないのです。離婚後に年金事務所で手続きをする必要があります。
期限は2年、 離婚した日の翌日から2年以内に手続きを行う必要があります。

【日常の現実】「自由」の裏にある圧倒的な孤独と家事の壁

離婚すれば、相手の機嫌を伺う必要もなくなり、100%自由な時間が手に入ります。しかし、その「自由」は「孤独」と表裏一体です。

誰もいない家に帰る「本当の寂しさ」

最初の数ヶ月は、解放感で清々しいかもしれません。しかし、半年、1年と経ち、電気が消えた暗い部屋に帰る日々が続くと、心の奥底から冷たい孤独感が押し寄せてきます。 仕事で嫌なことがあった時、美味しいものを食べた時、それを分かち合う相手が誰もいない空間。この静けさに耐えるには、想像以上の精神力が必要です。
昨今、熟年再婚を考える方々も多く、「お互いの孤独死を防ぎ、精神的・経済的な支えを得る目的」で増加傾向にあります。一方で、法的な入籍よりもお互いの子供への相続を考慮し、財産を分けない「事実婚」を選択するケースも非常に多いのが実情です。

外食頼みは即・破産。50代からの自炊のハードル

これまで家事をパートナーに任せていた場合、毎日の洗濯、掃除、そして「食事の用意」がすべて自分にのしかかります。「面倒だから外食やコンビニ弁当でいいか」と生活していると、あっという間に家計は火の車になり、出費がかさむだけでなく、塩分やカロリーオーバーで健康を害し、医療費という余計なコストまでかかってしまいます。これらは国の安全基準に基づき使用されていますが、毎食頼ると自炊に比べて、塩分やカロリー過剰摂取になる傾向があります。
しかしながら40代、50代からゼロベースで自炊を学び、節約しながら栄養バランスを考えるのは、並大抵の努力では出来ないのも事実です。

まとめ:判子を押す前に、もう一度だけ「話し合い」を

離婚届に判を押すのは、一瞬です。 しかし、その後に続く人生は、何十年も続きます。
長年のストレスから解放され「自分らしい自由な生活」を手に入れられる一方で、経済的な困窮や老後の孤独という「想像以上の現実」に直面するリスクが伴います。

【よかった理由・メリット】

・ 精神的ストレスからの解放: 夫(または妻)のモラハラ、介護の負担、親戚付き合いから解放され、自分のペースで生活できる。

・ 自分のための時間: 趣味や友人との交流など、結婚時代にはできなかったことに時間を使える。

【後悔した理由・デメリット】

・ 孤独感と心細さ: 子どもが独立している場合、一人暮らしとなり、急な病気や介護の際に頼れる人がいなくなる。

・ 経済的な困窮: 特に専業主婦期間が長かった場合、受け取れる年金が少なく、老後破綻に陥るリスクがある。

というような声が多いようです

私がこれだけの現実を並べたのは、「良かったと」思う一方、「振り返り後悔」することもたくさんあります。
あなたを脅したいからではありませんよ。「こんなはずじゃなかった」と後悔する人を、一人でも減らしたいからです。

もし、今のパートナーに対して「ここだけ直してくれれば」「もう少し話を聞いてくれれば」という思いが1ミリでも残っているなら、プライドを捨てて、もう一度だけ腹を割って話し合ってみませんか?

「相手を変える」のは難しくても、お互いの妥協点を見つけることはできるかもしれません。 離婚という最終手段を選ぶ前に、この記事の現実をノートに書き出し、それでも本当に1人で生きていく覚悟があるのか、今一度じっくりと考えてみてください。

それでもこの先2人で築き上げる未来を考えたくないのであれば、後悔しないための対策として離婚届を出す前に感情的にならず、十分な準備をすることが不可欠だと思います。

まずは、『ねんきんネット』にログインして自分の受給見込み額を確認してみる事もよいでしょうし、
ノートを1冊買って、自分の譲れない条件を書き出してみるのもよし、小さなステップですが行動してみましょう。
それでもなおという時は、
財産分与と年金分割の確認: 婚姻期間中に築いた財産を正確に把握し、で年金分割の手続きを行いましょう。

住まいと仕事の確保: 離婚後の生活費を支えるための収入源(就労先)を確保し、一人でも暮らせる規模のアパートなど住居の目処を立てておきます。

少しでも不安がある場合は、弁護士などの専門家に相談して具体的な収支シミュレーションを行うことを推奨します。たとえば東海エリアにお住まいの方であれば、法テラス愛知 などの無料法律相談を活用してアドバイスを求めるのも一つの方法です。
ネットでも 無料相談どっとコムのようなサイトがありますよ。

以上、最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

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